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​医師
  いがらし  けんと

​五十嵐 謙人

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自己紹介・クリニックについて

 末期腎不全に至った時、もう少しだけ生きていくにあたり、腎代替療法(腎臓の代わりに老廃物を除去する治療)がどうしても必要になってしまいます。具体的には、血液透析だったり、腹膜透析だったり、腎臓移植を選択していきます。しかし、どれを選択しても治療は大変です。血液透析は、一般的には週3回4時間の治療と通院する時間を拘束されるか、在宅血液透析を自分自身で行うこととなりますし、腹膜透析ならば、毎日実施する、もしくは週1回の血液透析を併用することになります。また、腎移植を行うと免疫抑制薬の内服による感染症予防や薬剤副作用などに懸念を持ちながら生活しなければならなくなります。そして腎代替療法の施行を選択しなければ死を受容することになってしまします。どの腎代替療法を選択することになっても患者さんにとって人生の大きな転機となるのは間違いありません。私自身がその立場になった時、動揺してしまうし、生活に不安を感じてしまうだろうと予想します。

私は、日本では患者数が少ない、腹膜透析療法をできる限り容易に患者さんに提供したいと思い、このクリニックを作りましたが、腹膜透析が「適切」な腎代替療法選択とは思っていません。それは患者さんそれぞれの希望・背景次第だと思っているからです。

ただ、腹膜透析は緩徐な透析であり高齢者にとってとてもマッチした治療です。なぜなら、心臓に負担の少ない治療であり、最期まで行うことができる治療だからです。血液透析は効率よく老廃物や除水をすることができ効率のよい治療ですが、反面体に負担がかかり、血圧が下がったり、だるさが前面に出て継続が難しい、入院を余儀なくされることがあります。人生の最終段階において入院したくないといった方も多いのではないでしょうか?ただ、老廃物が溜まって苦しくなるのも私は嫌です。でも病院に来られないし…、自宅で透析だから不安で相談したいし…、患者さんの希望が自宅で透析がしたい、腹膜透析をやっていきたいと思っても、体の状態だったり、御家族の状況だったりで腹膜透析の実施が困難となってしまう患者さんがいらっしゃる現実があります。そのような方に腹膜透析を専門とした訪問診療をできればと考えております。

「みんなで支える腹膜透析」が重要だと思います。医師だけでなく、看護師、訪問看護師、ケアマネージャー、リハビリスタッフ、ヘルパー、そして御家族…その患者さんには多くの方が関わり、腎不全になっても幸せに生きられることを目標に相談していくべきと思います。そんな医療を提供できればと思います。腹膜透析の有効性については、一緒に添付する動画を参照してください。日本の第一人者である尊敬する松本秀一朗先生の動画となります。お困りのことがありましたらお問い合わせをください。よろしくお願いいたします。

略歴・学歴

2011年

​2013年

​2014年

​2017年

​2022年

3月 札幌医科大学 医学部医学科卒業

​4月 勤医協中央病院 初期研修

​4月 勤医協中央病院総合内科

​4月 勤医協中央病院麻酔科後期研修

4月​ 勤医協中央病院腎臓内科医員

​9月 大阪大学感染制御部フェロー

​2023年

7月 勤医協中央病院腎臓内科

​2025年

4月 土日でKCUクリニック開設

【その他:◇・所属学会・学会活動歴・受賞歴・著書など】
日本内科学会認定内科医 

日本透析医学会専門医
日本腹膜透析医学会認定医
日本化学療法学会抗菌化悪療法指導医
日本感染症学会感染症専門医
ICD制度協議会認定ICD(インフェクションコントロールドクター)
日本麻酔科学会認定医
​麻酔科標榜医 など

​お問い合わせ

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〒065-0022 北海道東区北22条東16丁目1-29-205

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